Joker
JOKERを見た
映画は人生の追体験。特にこれはバトルも超能力もなく、すごく現実的な話だった。
誰もがJOKERになりうるっていうのは、今の社会のことを表している。
全米ナンバーワン興行収入、話題作。
Gatby.jsをまなんでいる友達からNetflix入ってるよと勧められてみた
Intro
音楽の客引きをしている主人公。
悪ガキに看板を持っていかれ、追いかけると路地裏でボコボコにされる。
ここから始まる
Charactor
アーサー (ハッピー)
- 主人公。老け顔の30代?
- 人を楽しませるので母からは「ハッピー」と呼ばれている。
- 道化の仕事をしながら母と二人暮らしで丁寧に介護をしている。
- パニックになると突然笑い出す精神疾患を持っている。
- そのせいで地下鉄で証券会社の3人にボコボコにされる。
アパートの隣のシングルマザー
- ブラウン系のかなりの美人。今作のヒロイン。
- アーサーとエレベーターで居合わせ、一目惚れする?
- アーサーの職場へのストーキングに気づくが、アーサーのジョークもあってか許して、 ショーに行く約束をする。
- その後付き合う。顔がいい。
- 辛い時にも付き合ってくれる善人
コメディアンの息子のショタ
とても可愛い。最後まで出てくるよ!
コメディアンの大物
- 主人公の母が毎日手紙を出している。
- 主人公とも何かの関係があるらしい...?
- 主人公がパニック障害抱えながら頑張ってたネタを悪くいうクズ
舞台
- 舞台はブラウン管時代のアメリカ。(1980s?)
- 日本と比べて建物が圧倒的にでかい
- どでかい鉄道が街の真ん中や海沿いを走っているがこれはCGか?
(要検証)
テーマ
まさにBLM。社会の分断。
ピエロが人を殺す前から既に社会に圧倒的な不満が溜まっている。
主人公が通っていた病院が予算削減で廃止になったり、
トップ層のコメディアンが下層を揶揄で市民がブチ切れたり。
しかし後述の重要なシーンで動いた体格のでかい男は気になった。
ネタバレあり、感想
ネタバレを含むので気をつけてください
考察
主人公が少年に仕事の看板を奪われて必死に取り返したのに無抵抗でボコボコにされた時、会社は守ってくれるどころか弁償しろと行ってきて、自衛のピストルが落ちた時点で首を言い渡されてそれで即座に終わり、アメリカの労働者の立場の低さが印象的だった。
建物の巨大さと主人公の矮小さが対比されているちっぽけな無力感を感じた。
よかった点
主人公の母がアーサーの幼児?の時に彼氏の虐待を完全放置していて、むしろあなたはいつも笑っているからハッピーだと嘲笑って加害している、有名コメディアンが夫で捨てられたということは完全な妄想だというどんでん返し。アーサーのパニック障害はその時の児童虐待の体験からだったんだな...
いつもよくしてくれた、主人公の最後の良心の綱だと思っていた隣の部屋のシングルマザーが完全にアーサーの妄想だというどんでん返し
妄想シーンが続いた後での、番組出演は本当だったという視聴者を油断させない展開
各ショットの計算された美しさ
- 実際にBLMがこの後起こるという先見性
刑事が無実の民間人を撃ってしまうというリアリティのある展開。
- アーサーの土壇場での身体能力、太極拳とダンス、銃撃スキル
- 吹っ切れたアーサー可愛い
疑問点
- そもそもこれだけ極限まで社会不満が高まっていた(ピエロが証券会社の3人を殺しただけでみんなピエロマスク被って富裕層へのデモを起こしだす)らアーサーの事件の前がなくても大暴動は怒ったんじゃないか?
- アーサーの連行されているパトカーに追突して彼をボンネットに乗せ、神輿としたり決別をつけるために?因縁の政治家コメディアン(パパだと思ってた人)の夫婦を子供(弟だと思っていた)を残して殺した大男、体格が同じだし、この物語は彼(ら)に仕組まれていたんじゃないか?
最後の精神科、手錠がわざわざかけられているから犯行後収まった後と思えるが、傷が消えているのは一体?これも妄想だったのか?実際の犯行後だったらこれだけ警備がざるなのは有り得ない。
殺人犯の疑いかけている割に、捕まえにきた刑事がデブで遅かったりするのはこれも何かの皮肉か?
まとめ
社会不安が高まっている、BLMの先見だと今ではありきたりな感想になってしまうが、生まれから不幸極まりなく、ヒエラルキーの上は誰も助けてくれないというアメリカ社会のきつさを良く表せてると思う。
流れてくる情報からJOKERは完全な先導者だと思っていたが、むしろJOKERは非常に個人的で、社会の方が暴動直前だったのが意外だった。