失踪日記を読んだ
why
こないだ野毛の立ち飲み焼き鳥屋で一緒に飲んだ組み込みエンジニアのフォロワーさんが「休肝日(アルコール飲まない日)が3日なんだよね、週じゃなくて年に」ってツイートがバズっていて、それに「キミのお金はどこに消えるのか」の作者のこの本をアル中の怖さを広めるためにオススメするツイートがぶら下がっていたから、これは大事だ、買って損をしないと思って kindle で買って読んだ。
https://twitter.com/KEUMAYA/status/1308361318487924736?s=19
これがそのツイート
about
夜を歩く 最初の失踪パート
いきなり仕事を休職して鬱になって金がなくなって自殺し損ねてホームレス生活し出すところから始まる。
最初はバックグラウンドがないから
「なぜ生活が辛くなるのに家に戻らないんだ？」と疑問に思った
サバイバルスキルと消化能力がクッソ高かった、アル中意外ではめちゃくちゃ健康なんだなこの人
警察に捕まってつれもどされる、それでこのパートは終わる。
街を歩く2回目の失踪 建設バイト
暇を持て余してるとき、上村というアル中の人間に配管の現場のスカウトに合う
労働を開始し、半年でいきなりムキムキになったのは驚いた
柳井と上村と社長
会社のメンバー。
柳井はパワハラ先輩。主人公は飄々としているが、こいつのパワハラで限界を感じて退職する。仕事中にネジを隠したりするクズ。話が下品で人気がない。
ただ教え方がキツいのは仕事に対して真面目でもあるのかな？
上村兄弟は主人公が退職した時気まずくて数日家を開けていた時に、自分たちがローンで買わせた家電製品を盗む本当のクズ。盗んだ自転車を主人公に使わせるし、違法行為のオンパレード。ほんとこういう奴らは気をつけようと思った
社長はすごく魅力的で人たらし、金払いがよく、外国人の美少女を妻にしていてこういう人になりたいと読んでいて思った
配管工事教育
主人公には教養があるので教育を受けて、仕事のスキルが上がってくパートが面白かった。現場では目視で計算せずにやるギャップも面白かった。 ホームレスパートよりも圧倒的に面白く感じたから、やはり私も技術が好きなんだなと感じた
盗難発覚と退職
上記の上村に盗難された自転車の件で退職し、仲間とパワハラ上司の悪口を言いまくった後に気まずくなって退職した。その後数日寮を開けていたら家電1式盗まれていたの、ほんと悪人がいる職場は恐ろしい。
アル中時代
仕事しながらでも酒が、完全にサイケデリックに違法薬物のような効果になっている描写が本当に恐ろしかった
失踪理由
街の13, 14
仕事を大量に貰っている時代、その過労で嫌になってホームレスになって戻らなかったのではなく、自分でシーベルを立ち上げて仲間と理想を追っている時に失踪することになったのは意外だった……
巻末詳細
創作とは自己の模倣であるから、だんだん書くものがなくなって言って全てが嫌になるらしい。
それだけ全てが嫌になった状況だからホームレスの非常に QoL の悪い状態でも仕事に家に戻らなかったと読んで少し納得がいった。
土木工事の悪人たちとの人間関係の辛さと、漫画家の内面に向き合い続ける辛さが対比されていて興味深かった。
まとめ感想
アル中対策で読んだが、クリエイターの自己模倣の鬱の危険性と配管工でのガス管の仕事の面白さ、肉体労働の悪人の多さ、失踪しても家がキープされている家庭の凄さを知った。しばらく放浪していても帰る場所として留めてくれる奥さんすごい……
自己模倣の限界による鬱、インプットの比重を上げることで対策はできるのだろうか。仕事に終われると無理になるのか？
実際のアル中の怖さをプロの漫画家の抜群の表現力で知れてよかった。
完全に違法薬物と同じなんだな、酒を過度に飲んでしまうと……
それなのに頭のおかしい量を毎日飲みつつ接客してる 歌舞伎町のバーとかの接待業界の人間は本当に毒耐性つええなって思った……アフリカの方が日差しに強いように人種が違うのか？
とにかく普通の人間が酒ドリブンにするのは絶対に不味いと学べた。
読む価値あるので買って アル中対策をしよう！
